支部ニュース2020年

【注意喚起!!】剥離剤・溶接ヒュームに発がん、神経障害のおそれ

2020年11月11日

三重労働局から三重建労に対し、発がん性や神経機能障害などのおそれがある化学物質の使用について、組合員に注意喚起を呼びかけるよう依頼がありました。

まずは橋梁塗膜除去工事や石綿除去工事などで使用される「剥離剤」です。
剥離剤に含まれる有害物(ジクロロメタン・ベンジルアルコールなど)を吸い込むことによる意識障害や視覚障害などの中毒が多発しており、また発がんや神経機能障害、化学火傷などの恐れもあります。

対策としては、剥離剤の容器ラベル、添付されているSDSの記載事項を確認することや、換気措置、防毒マスク・保護メガネ・保護手袋・保護衣の着用など、ばく露防止措置を実施することが必要です。

続いて、金属アーク溶接などの作業で発生する「溶接ヒューム」について、神経機能障害や呼吸器系障害、発がんなどの恐れがあることが明らかになり、特定化学物質障害予防規則などが改正。

金属アーク溶接などの作業を継続し屋内で行う労働者に対し、溶接ヒュームの濃度の測定、その結果に基づく呼吸用保護具の使用とフィットテストの実施、全体換気措置などの健康障害防止措置が義務化されます。
(令和3年4月1日施行)

詳細については、いづれも厚生労働省のHPを御確認ください。
https://jsite.mhlw.go.jp/aomori-oudoukyoku/content/contents/000736671.pdf



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