~『レベル判定』は進まず~
「建設キャリアアップシステム(CCUS)」は、2019年4月の本格運用開始から2年が経ちました。
技能者登録数は、3月末で51万9354人と、50万人を突破しましたが、国土交通省の当初目標(2019年度で100万人)には程遠く、全国の建設技能者数の16%程度の割合です。
CCUSを活用し、技能者のレベルを4段階で判定する「能力評価制度」は、昨年4月に始まりましたが、レベル判定件数は1万2594(2月末)と、技能者登録数の3%にも届いていない状況です。
このレベル判定が進まないことには、CCUS本来の目的である「技能労働者の処遇改善」「評価の適正化」「業務の効率化」などに繋がりません。
CCUSを機能させるためには、今後レベル判定をいかに進めていくかが重要となります。
レベル判定が進まない原因のひとつとして、CCUSで技能者登録(白カードを作成)を行ってから、改めてレベル判定(色カードを作成)を申請する「2重手続き」が考えられ、国土交通省では現在、その改善に向けた検討が行われています。
CCUSの運営は、決して順調ではありません。
しかし、国土交通省は「2023年までにあらゆる工事でCCUSの活用を目指す」として、業界団体や自治体などへの働きかけを強めています。
~三重県建設労働組合中央支部~
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